決算月の設定の重要性
皆さんこんにちは。愛知県岡崎市の税理士事務所のサンアップです。今回は、意外と適当に決めがちな決算月の設定の重要性についてお伝えします。
以前のブログ「社長!!会社の決算月3月のままで良いのですか?」
でも取り上げたかと思います。ご興味がある方はそちらもどうぞ。
決算月をいつに設定するのが良いのかというご質問を良く受けます。
私がお伝えする答えは、
①繁忙期の2か月前以外の月
②比較的資金の余裕がある月の2か月前
いずれも決算の2か月後が申告及び納税の月なのでそれを考慮するとこの月が良いのではないでしょうか。
そして、これに関連する事で重要なのが利益の計上時期によって節税するうえで有利不利があるという事です。
利益はできるだけ期首にあがった方が節税としては有利です。
なぜなら、
①期首で上がった利益は1年かけて節税方法を考える時間がある。
②税引き前の利益を設備投資や広告宣伝費に使う事ができる。
③減価償却費を1年分経費にする事ができる。
④予想よりも利益が少なかった場合は1年かけて黒字化する方法を考える時間がある。
逆に利益が期末に上がってしまった場合は
①期末で上がった利益を節税する時間がない。
②税引き後の利益で設備投資や広告宣伝費を賄う事になる。
③固定資産を買った場合、減価償却がほとんどできない。
④予想に反して利益が少なかった場合、赤字になってしまう。
このように全く別の結果になってしまいます。
このように決算月の設定というのは非常に重要なのです。
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2021年05月26日 12:01